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『翻訳パラダイス通信』〜翻訳で儲ける!〜 Vol.6 2004/3/15
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『Power of Passion』
とは、クリオ賞(広告業界のアカデミー賞のようなもの)を何度か受賞して
いて、アメリカの広告業界ではちょっと名の知れたCMプロデューサーのコラ
ムのタイトル。彼とはひょんなことからメールをやり取りするようになった。
このコラムでは別の人のPassionについて書いているのだが、筆者の彼自身が
とても情熱溢れる人で、次から次に湧き出てくるアイディアを聞かせてもらっ
てはインスパイアされている私である。仕事に対するPassion − これなくし
ては、どんな仕事でも次のステージに進むことはできないと教えられた。
いつだったか、先輩翻訳者が大勢いるところで「一番の翻訳者になりたい」
と公言したことがあった。自分でもなかなか勇気のいる発言だったが、そのと
き本当にそう思った自分に驚きもした。なぜなら、細切れの仕事をもらっては
生活費を稼ぎ、良しにつけ悪しきにつけ評価をもらえることが滅多にない黒子
的な産業翻訳者という職業に対して、それまでPassionどころかモチベーショ
ンさえも持ちつづけることが難しい時期がたびたびあったからだ。なりゆきで
翻訳者になった私には、この仕事にPassionを感じるようになるまでずいぶん
時間がかかった。そして今は、「一番の翻訳者に」という派手なPassionから、
「ひとつひとつ、いい仕事をしたい」という、黒子にふさわしい静かなPassion
に変わってきている。長年翻訳にへばりついてきて、やっと「やりがい」らし
きものを感じ始めたというのだから、とんでもない翻訳者ということになるの
かもしれないが、そういうパターンもあるということだ。
だから、最初から「翻訳者になりたい」というPassionをもって入ってくる
人たちには大きな可能性があると思う。「英語が好きだから」とか「在宅で仕事
できるから」などの理由だと、とかく「翻訳はそんな甘い仕事じゃない!」と
言われがちだが(確かにそうだが)、最初のきっかけなんてそんなもんだ。今、
有名な翻訳者達だって、最初から一流だったわけじゃない。周りの批判をもバ
ネにできるくらいのPassionがあれば、その仕事(翻訳)でステージを上って
いくことは難しくない。『Passion』には自分だけじゃなく、周りの人の心も
つき動かす力があるのだから。
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【発行者】翻訳パラダイス管理人Patty
(ロックエンジェルリミテッド 代表取締役 結城 真悠)
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