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『翻訳パラダイス通信』〜翻訳で儲ける!〜 Vol.37 2004/10/25
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「トンネルに入ったとき」
翻訳者には欝になってしまう人がけっこう多い。
何日も家に閉じこもりきりで仕事をすることが多いというのも
原因の一つだと思うが
産業翻訳の場合は自分の翻訳を誰かに評価してもらうことが少なく
自分の翻訳スキルが向上しているのかどうかも分からず
日々淡々と翻訳を続けることに
モチベーションを見出せなくなるときがやってくる。
少なくとも私にはそういう時期が幾度かあった。
そういうときはいつも本の力を借りて潜り抜けてきた。
モチベーション云々を書いた本ではなく、
翻訳者やテクニカルライターらが自らのテクニックや考え方を
具体的にまとめた本である。
翻訳業界にいる人で
山岡洋一氏の「翻訳とは何か」を読んだ人は多いと思うが
この本もその一つである。
もっと古いところでいくと
富井篤著「技術翻訳のテクニック」、
マーク・ピーターセン著「日本人の英語」
なども駆け出し翻訳者のバイブル本と言えるかもしれない。
分野は違うが、
一年ほど前に友人から
「絶版になっているので手に入らないけど、図書館で見つけたので」
と貸してもらった(本当は図書館の本のまた貸しはいけないのだけど;;)
「絵本翻訳講義の実況中継」
も、新しい視点で訳文を見ることを教えてくれた一冊だ。
産業翻訳にも活かせるエッセンスが詰まっていた。
こういう本を読むたびに
「自分も今度そこに気をつけて工夫してみよう」という気になって
モチベーションが沸いてくる。
もちろん、何年も前に読んだ本の内容を
鮮明に覚えているほどの記憶力はないけれど
本を読んで、実際の仕事で試してみて、
を繰り返していくうちに
自分なりのスタイルができてきたたように思う。
そのせいかモチベーションが枯れることもなくなって
苦しみながらも目の前の文章を翻訳することが楽しい。
14年目にしてやっとスタート地点に立てたのかもしれない。
これからまたどんな刺激を受け
どんな風に自分の翻訳が変わっていけるのか
楽しみである。
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【発行者】翻訳パラダイス管理人Patty
(ロックエンジェルリミテッド 代表取締役 結城 真悠)
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