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『翻訳パラダイス通信』〜翻訳で儲ける!〜 Vol.31 2004/9/6
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『納期』
ほぼどのような仕事にも「納期」というものがあって
翻訳者も日々「納期」との戦いである。
私自身は翻訳者としての納期と
翻訳会社としての納期の両方を抱えているわけだが
翻訳会社の立場でいうと
約束の日までに翻訳者が納品してくれると信じるしかないわけで
毎日ドキドキしている。
ふつう、翻訳会社はある程度のバッファを見込んで納期を設定する。
初めて依頼する翻訳者の場合は特に
どの程度の品質ものがあがってくるか分からないから
校正の時間を余分に見ておかなければならない。
このような納期を設定できるのは
数人の翻訳者で分担する比較的大きなプロジェクトで
客先に対しても1ヶ月先とか2ヶ月先の納期を設定できる案件である。
このような案件ばかりだとまだ心の余裕ができるのだが
実際には「急ぎでボリュームもそこそこある」の仕事の方が圧倒的に多い。
翻訳会社としてお客さんに接していると
それがどの程度の「急ぎ」なのか、ということだけでなく
もし納期に遅れた場合に
お客さんの仕事、ひいては会社全体にどのような影響を及ぼすのかまでが
ダイレクトに分かってしまう。
翻訳が上がってこなかったがために
そのお客さんが大事なクライアントの信頼を失うという
取り返しのつかないことになる可能性もおおいにある。
これは翻訳者から翻訳会社を見た場合も同じで、
翻訳者が納期を守らなったために翻訳会社が納品できないことになると
その翻訳会社は客先の信頼を失う。
つまり、もう二度と仕事はこない。
損失は、納期に遅れた仕事の額だけではないのだ。
翻訳者を数年やっていると
「あと1日でいいから延ばして欲しい」
という状況にも遭遇すると思う。
そんなとき、納期当日に報告するのではなく
検討がついた早い段階で報告するのがルールだ。
こんなえらそうなことを言っている私も
翻訳会社が見込んでいるバッファが読めるのをいいことに
納期に遅れるのが普通になっていた時期があった。
もちろん遅れることは事前に通知してはいたが
「納期はいつになりますか?」と聞かれ
自分で設定した納期を守れないのだから
今考えるとサイアクな翻訳者だったと思う。
こんなサイアク翻訳者にならないためにも
翻訳作業はビジネスの一部であるという認識を
みなさんにはもって欲しいと思う。
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【発行者】翻訳パラダイス管理人Patty
(ロックエンジェルリミテッド 代表取締役 結城 真悠)
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