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『翻訳パラダイス通信』〜翻訳で儲ける!〜 Vol.3 2004/2/23
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『女で子持ちで家事に振り回され』(2)
子供がちょっと大きくなった頃、同い年の赤ちゃんをもつお母さん達との付き合い
が始まった。震災後に空気が良いところ(つまり、ちょっと田舎)に引っ越したおか
げで、合計20人を超える「お母さんと赤ちゃんの輪」に入ることができた。規則正
しい生活を送るお母さん達にならい、朝10時から11時まで公園、12時から4時ま
で仕事、夕方はまた公園、夜は仕事、という今からは考えられないような規則正しい
生活を私も送っていた。「サバの煮付けを離乳食にするなんてダメよ!」と怒られた
こともあったが、何かとサポートしてくれるお母さんネットワークは、ワーキングマ
ザーにはとても心強い味方なのだ。
結局、2歳までは子供の側で仕事していたが、運良く家から3分の保育園に入るこ
とができたので(なんと応募者数十人のうち入れたのはうちを含めた2人だけだっ
た)、そこに通わせることに。学校のように広い保育園で、給食も美味しかったし、
親には厳しく子供には優しい園長先生もいて、安心して任せることができた。ただ驚
いたのが保育園代。自分の国民健康保険だけでも月ウン万円が消えていくのに、保育
園代は月5万を超えた。ちなみに、ここは市営である。
フリーになってまだ間もない頃だったので、PCを新調したり、高価な辞書や本も買
わねばならず、そういう出費のために働いているというような感じだった。
幼稚園もこれまたよくした幼稚園で、5時までは無料で預かってくれた。無料なの
で、半分以上の子供が5時まで残っているし、園長先生(お寺のお坊さん)は檀家さ
んからもらった大量のお菓子を毎日くれるし、よく遊びにつれていってもくれるし、
子供も私もけっこう毎日を幼稚園でエンジョイしていた(迎えに行くと1時間は園内
で一緒に遊んでいた)。
「仕事を一切やめて、子供とずっと一緒にいたい」と思ったことがなかったわけでは
ない。何か問題があると、「小さな頃から仕事しているせいかも」と思うことは今で
もある。けれど、側で仕事できる分、小学生になると私がどんな仕事をしていて、何
のために仕事しているのかが見えてくるようだ。今は8歳だが、無茶を言うときもあ
るけれど、「本当に忙しいとき(納期が迫っているとき)」はいろいろ協力してくれる。
それと、これは私だけのケースかもしれないが、翻訳はピアノの練習と同じで、ブ
ランクが空けば空くだけ、前の感覚を取り戻すのに倍以上の時間がかかる。(仕事の
量)×(それに費やした連続時間)が多いほど、少しずつ翻訳のペースは速くなり、
品質も上がる(ような気がする)。宇野千代さんが著書の中で、「作家になるには、書
くことが頭に浮かばなくても毎日机の上の原稿用紙に向かうことです」と書いていた
が、翻訳もそうだと思う。
育児期間中は仕事を思い切って休む、というのも一つの賢い選択だ。でも何かしら
毎日、たとえ実際の仕事じゃなくても翻訳に関わるようなことをしていれば、きっと
「さあ、いまから」というときに、スムーズなスタートが切れるだろう。
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【発行者】翻訳パラダイス管理人Patty
(ロックエンジェルリミテッド 代表取締役 結城 真悠)
【職業】翻訳者、翻訳会社経営、翻訳サイト管理人
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