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『翻訳パラダイス通信』〜翻訳で儲ける!〜 Vol.12 2004/4/26
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『違いのわかる翻訳者』
留学して間もない頃、Sociology の授業で、
教授が「ジーンズ」という言葉を連発していた。
連発するからには「キーワード」なのだろうが、
なんで “Jeans” がそこで出てくるのか、
さっぱりわからなかった。
授業が終わってから聞きにいくと、
教授に大笑いされた。
「そういえば発音は同じだね。
でも、Jeans じゃなくて Genes と言ったんだ」
ボキャブラリーのなさがバレてしまった一件だった。
翻訳ではよく、
「きみの専門分野はなに?」
「どの分野がやりたいの?」
と、しつこく「分野」を聞かれる。
その理由は、前述の私の失敗のように
ある分野に通じていなければ
適切なところで適切な言葉が使えないからだ。
Function は「機能」か「関数」か。
Operation は「動作」か「演算」か。
為替で Negotiation は何を意味するか。
辞書にはいろんな意味が載っているし
どの分野でどんな言葉が使われているか
だいたいの見当はつく。
しかし、自分が今見ている文章で
どの言葉が一番適切であるかまで
辞書は教えてくれない。
適切な言葉が分からなければ
文章を理解して翻訳していることにはならない。
だから、自分の訳文にある矛盾にも気付かない。
ある分野への理解が深まれば深まるほど
いい翻訳ができる。
1つの分野をつきつめていく過程で
いろんな分野の要素(情報)が入ってくる。
その情報の量が多くなってきたら
「ここにこの言葉はおかしい」
という違いが分かるようになる。
違いが分かるようになれば、
少しずつ、他の分野にも手を広げていける。
コアの上にアンテナを立てておくことが
いい翻訳者になれる近道だ。
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【発行者】翻訳パラダイス管理人Patty
(ロックエンジェルリミテッド 代表取締役 結城 真悠)
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